| 第一章 長文読解(読み方編)「長くて難しそう。どうしよう?」 |
いきなりドーンと長文を目の当たりにすればだれだって「ビビリ」ますよね。そうなればどんな文章でも難しく見えてしまうのは当然のことかもしれません。でも、それはいっぺんにすべてを読んで理解しようとするプレッシャーから生じる「錯覚」なのです。ではどうすればよいか?
ポイントを二つにしぼって説明します。 |
| 1 「出会った問題から解く」 |
長文を全部読み通す必要はありません。なぜならじっくり読めば時間がかかり(10分以上)、問題を解く時間が失われるばかりでなく、どんなにていねいに読んでも、文章の読解途中で前半の細かい部分を忘れてしまうからです。授業中はそれでよくても(授業は基本を教える場なので、文章を全て読んでから問題を解くことが多く、それ自体は否定されるものではない)、スピードが要求される入試本番では通用しません。
そこで「出会った問題から解く」ことが必要になってきます。(何も律儀に問一から順に解くことではありません。)
答え(ヒント)は問題の前後10行以内にあることが多く、その近辺を読めばいいわけですし、問題を一つずつ解いているうちに文章読解も完了するわけです。まさに一石二鳥ですね。時間が余れば見直しもできてしまいます。
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| 2 「難しいことばは無視する」 |
学校でも塾でも習ったことのないことばに出会ってしまうと「固まって考え込む」生徒がいますが。逆に安心して無視すればいいのです。なぜなら「みんな知らないから」です。どんどんとばして先に進みましょう。(出題者も生徒が知らないことを前提に使用していますので、解答に直接つながる重要語句として扱うというリスクはおかさないし、おかせないのです) ただし文の途中でそのことばの「言い換え」や「ヒント」があるかも知れませんので、少し注意したほうがいいでしょう。
また漢字(特に熟語)は「熟語の組み立て」を参考にしましょう。例えば前述した「無視」ですが、「視ることが無い」→「見ない」というだいたいの意味は連想できるでしょう。「椿」も「春の植物かな?」という程度で十分です。こわいのは難しいことばでつまずき読解が遅れることです。「落とし穴」うまく避けて進みましょう。
次に、「文章を最初から最後まできっちり読むべきか否か?」を考えた場合、力を入れて読むべきところと、力を抜いて読むところのメリハリをつけて、つまり「緩急をつけて読む」ことが大切です。
出題者の立場になって考えてみると、「筆者の言いたいこと、伝えたいことが君たちにはわかったかな? わかったかどうかテストしてみよう」となるわけで、当然「筆者の意見・考え」が書かれた部分を解答とし、問題は解答にアプローチするものになっているはずです。つまり「まず解答有りき」で、その後に問題文をつくっていることを見抜かなければなりません。
このことを考えると「力を入れて読むべきところ」と「力を抜いて読むところ」が同じ文章の中に存在することがわかります。
では「力を入れて読むところ」と「力を抜いて読むところ」を説明します。
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| 力を入れて読むところ(要点でもあるのでしっかり線をつけるべきところ) |
1. キーワード(多くあるときは一つだけでも線を引く)
2. キーワード(A)が主語・述語になっているところ(Aは〜である。〜はAである。など)
3. キーワード(A)の言い換え(Aは〜のようです。〜というA。など)
4. 筆者の強い意見・考え(…すべきだ。…が必要だ。など)
5. 「つまり」「このように」「したがって」など「まとめ」を表すことばで始まる文
6. 具体例の前後 |
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7. 問いかけの文とその答え(質問している文とその答えをセットでおさえる)
↑七つの中でこれが最も大切です。
★以上を「七人の戦士」と呼び、以後もどんどん登場します。お忘れなく!
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| 力を抜いて読むところ
1. 具体例(ただし例が複数あるときは共通点を考える。例えば犬・猫・ライオンを三つの例があれば、その共通点は「動物」になるので頭の片すみで覚えておく) |
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| 注目ポイント |
1. 病気を「からだの故障」といいかえている(5行目)
2. 問いかけの文(11行目)とその答え(12行目〜15行目)
3. (16行目〜17行目)筆者の考えがある
4. (1行目〜10行目)は病気についての例だからざっと読む。
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このようなところに解答が潜んでいることが多いのです。
さて、いよいよ次回から実際に問題を解いていきます。この読み方をいかしながら実践していきましょう。 |
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